バットが振れるようになった話

人生で初めてバットを振ったのは小学校低学年のときだったか、そのときは多分金属のものじゃなくてプラスチックみたいなおもちゃで。何が言いたいかといえば僕のスポーツを始めるタイミングは鬼ごっこ以外はかなり遅かった。と思う。で、競争に負けて人よりスポーツができないという先入主を植え付けられちゃったのかなーとか思ってて…。昔から先生はやればできるとか言ったし友達も簡単だと言ったが僕にはとてつもなく難しいことだった。そして気付いたらスポーツができないことが当たり前だなーと思っていた。1つ分かったのは僕にとっての努力は、単位がものすごく小さくて、ことにスポーツに関しては10分やっただけであぁ、頑張ったなーというふうになってしまう。つまり気付いたら努力をやめてたという結果で、できるかできないか、才能があるのかないのかもわかっていなかった。そして何より悪いのは自分が変に負けず嫌いで高慢だったこと、よって何かで負けたらすぐにやめようとした。けど、それはやはりアドバイスをしてくれていた人には失礼だったと今は思う。もう少し勝つという経験を積ませてくれればよかったのにとも同時に思う。僕にとってスポーツの不満は2つだった。

1めんどくさい

2勝てない

でそれをスポーツのせいにしていた。

それで高校生にまでなってしまった。そこで少し友達に教えてもらったのが野球である。ただし、キャッチボールは得意でないのでバット振るだけ、で自分の中で勝ちを決めてそれに勝つということにした。これがルール。

それは絶対に三振しないこと。あまり絶対とか好きじゃないけど…。

とにかくこのルールにのっとって、試合までにバッティングを練習する。僕はここから何かを得ようと必死な覚悟だけどもうめんどくさくないしむしろ楽しい。小さい頃からスポーツでは悔しい経験しかなかったけど、たった一つでもいい思い出ができるといいと思って日々バットを振っている。それとこんなことを言っている友達がいた。サッカーは筋肉だ。と。多分教育者とか親目線なら現実的すぎる発言だし言い過ぎじゃないかと思うかもしれないが、運動音痴から見ればこのくらい言ってくれる方がずっとスッキリするものなのだ。今日の勉強時間現代文1時間半

          英語一時間半

          数学2時間

           計5時間

とりとめのない文章……