メリュジーヌの子孫たちと日欧文化論の受験問題を読んで

国語の受験問題って面白いの多いなーと日々思うんだけども、その面白さは溝沼で難解さも引っ掛けるためにあると思うと恐ろしい。よく参考書には書いてあるけど、主張は理解してもらうためにあるとのこと。すなわち理解できない主張は主張じゃない。もっといえば評論ではないし、多分日本語じゃない(言い過ぎ)で、僕たちを引っ掛けているのは、その面白さとか難しさとか、ここで強調したいのは面白さで、面白い文章ほど自分の主観で読んじゃって、ミスリードしやすくなるんだよね。実際現代文問題は感覚とかフィーリングとか言ってる人いるけど、美しくない。

もっとかっこよく武器に頼っていこうよって主張したい。(現代文のやりすぎは落ちるから良い子は真似しないでね)

で本題なんだが

今日読んだのはメリュジーヌの子孫たちとという樺山紘一さんの文章。ちなみに僕が使ってるのはめっちゃかんたんな現代文のアウトプット問題集とちくま評論入門、読解力は後者でつけて問題演習力と自信を後者でつけている。偏差値は現に上がっている。(具体的には言えないけど)

とにかく続けることだと思う。

けど文章が面白くて主観に入りやすいのが僕の性格(直すけど)しっかりと筆者アンド問題作成者という最凶タッグの頭の中想像して解かないとね。でこの日欧文化論だけども

メリュジーヌの神話があり、知っている人も多いだろうがメリュジーヌは蛇の女神みたいなやつ。


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これはFF5メリュジーヌという魔物だが、実はこの神話がモデルだったりする。(理系ながら博学多才な自分に魅力を感じつつもボキャ貧の猛威をふるっていく。)

彼女は蛇なんだけど森で入浴中ある男に結婚を申し込まれる。そしてある約束をして結婚した。絶対に風呂を覗くな。という約束を。(…………………いや覗かんわ蛇女。)という冷静なツッコミはなしメリュジーヌは蛇であることをこの時点で明かしていない。(詐欺じゃね)で人と結婚してこの男はあろうことか覗いてしまう。(この時点で二人に子供がいたらしい。蛇と人間のハーフか……。)

で覗いたら、蛇の姿の彼女がいてさよならーーー。みたいな展開。かんたんに言えば恩返さない鶴の話ですね。でこの筆者の主張はヨーロッパの神話はこんなふうに自由だったけど、人間こそ最強みたいになっちゃって生き物大事にしなくなったよね。全く人種差別もおかしいよね。って主張。(ど正論な気はするがあげあしをとりたくなってしまう。とらないけど。)

で、日本人も昔はいろんな民族に寛容だったよね。

けど今はみたいな論旨この人が言いたいのはきっと、もっと他との差異を意識しないようにしよーってことかと。

で私は他との差異を意識することは、人を嫌うことにつながるのかなと思ってしまった。

論旨が読みやすい分こっちが飛躍させて解釈しやすくなるから読みやすくわかりやすい面白いこともまた落とし穴になりうる。現代文って難しいね。

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